極私的 非・おすすめ映画
2009年 12月 11日
クリスマスとお正月が、頭の中を 行きつ戻りつしています。
師走ですねぃ・・・
そんな慌ただしい中、空気読まずに映画の話(笑)
見てきました!「イングロリアス・バスターズ」
いやいや 面白かったです!!!
なんだかんだ言っても、タランティーノ さすがです。
口数の多さと 残酷暴力は相変わらずですが、
緩急自在のテンポのよさといい、展開の上手さといい、画面作りのこだわりようといい、
まったく よく出来た作品だと思います。
詳しい内容には触れませんが、返金しなくても全然大丈夫(笑)
お時間があったら ぜひ劇場で!
特にこの写真のシーン すごくキレイでかっこよかったです。
タランティーノ監督 尋常じゃない映画ヲタクとのことで、
やはり見る側の目線というものも 良く知っているのだと思います。
モノ作りを生業とされてる方は、おおむね皆様
“自分のやりたいこと”と
“お客さんに喜んでもらえること” もしくは “お客さんにウケルこと” との狭間で
どうバランスをとるかで 少なからず悩まれるのではないでしょうか?
それが上手くいったときは ものすごい傑作となるのでしょうが、
そうではない場合 ちょっと残念な仕上がりになることがあります。
私も そのバランスで悩みつつ、日々お花にふれていますが、
映画を見るときは ただの観客。
かなり好き勝手な感想を書かせていただいています。
基本 「映画は全部面白い!」がモットーですし、
どんなんでも 必ず見所や良いところがあるものです。
が、中には どぉーーーしても 見てるのがつらくなる作品に出会ったりします。
たまには そんなのもご紹介してみようかと。
「BLUE」
かの映像作家 デレク・ジャーマンの遺作。
自らを蝕んだ病エイズをテーマにした、いわば彼の遺言のような作品でしょうか。
デレク・ジャーマンは ほんっとに大好きなんですよ。
地道にDVDを揃えようと思ってるんですけど、
それでも これだけはつらかった・・・
最初っから最後まで ず~~~~~っと青。
青い画面のまま。
それに語りがのってるんですけど、
言葉がわかんないので 字幕読んでるだけです。
ちょこっとくらい 何か映像が出てくるんじゃないかと頑張ったのですが、
まったくもって 青いのです。
ってか、全部青かったのかどうかは 実は確認してません。
寝てしまいましたし・・・
しかも、劇場で鑑賞するより先に サントラなんて買ってしまいました。
ず~~~っと 語りでした。
これが若気の至りというやつですね。
「猫耳」
黒澤潤監督による 革新的長編実験映像。
テーマは難解ですが、
たしかに映像は美しかったです。
かなり好みの映像美です。
しかしながら、致命的に手ブレ映像・・・
もともとハンディでのブレブレ映像は苦手なのです。
酔っちゃうんです。
しかも その映像に加え、
頭の奥の隅っこをガリガリ掻き毟られてるような不快ノイズ音が
ずーーーっと流れてるんです。
気分悪くなってしまいました・・・
「愛の予感」
第60回ロカルノ国際映画祭 コンペティション部門グランプリ(金豹賞)
CICAE賞(国際芸術映画評論連盟賞) ヤング審査員賞 ダニエル・シュミット賞
だ そうですが、私にはつらかったです。
鑑賞中に「早く終わってくれぇ・・・」と願った という点では、
ここ近年でいちばんです。
事前にある事件があったことが説明されるのですが、
あとは、セリフも音楽もなく
同じ人間の同じような日常が ただひたすら反復されるのが描かれます。
長いんだ これが。
ラストに急展開があるのですが、
それが唐突すぎて、「えっ???」って感じでした。
完全に置いてけぼりです。
思うに、作り手の “こういうことがやりたい!!!” という思い入れやこだわりが強すぎると、
観客として、ついていけない領域に入ってしまうものなのかもしれません。
なので、「若者の自主映画」 と 「巨匠の遺作」が ちょっと苦手です。
これらはあくまでも、ワタクシ個人の感想です。
決して悪口なわけではなく、私の感性が追いつかなかっただけのこと。
なので、苦情・クレームはナシの方向でお願いします。
「ゴメンナサイ」しかいえませんから・・・(笑)
師走ですねぃ・・・
そんな慌ただしい中、空気読まずに映画の話(笑)
見てきました!「イングロリアス・バスターズ」
いやいや 面白かったです!!!
なんだかんだ言っても、タランティーノ さすがです。
口数の多さと 残酷暴力は相変わらずですが、
緩急自在のテンポのよさといい、展開の上手さといい、画面作りのこだわりようといい、
まったく よく出来た作品だと思います。
詳しい内容には触れませんが、返金しなくても全然大丈夫(笑)
お時間があったら ぜひ劇場で!
特にこの写真のシーン すごくキレイでかっこよかったです。
タランティーノ監督 尋常じゃない映画ヲタクとのことで、
やはり見る側の目線というものも 良く知っているのだと思います。
モノ作りを生業とされてる方は、おおむね皆様
“自分のやりたいこと”と
“お客さんに喜んでもらえること” もしくは “お客さんにウケルこと” との狭間で
どうバランスをとるかで 少なからず悩まれるのではないでしょうか?
それが上手くいったときは ものすごい傑作となるのでしょうが、
そうではない場合 ちょっと残念な仕上がりになることがあります。
私も そのバランスで悩みつつ、日々お花にふれていますが、
映画を見るときは ただの観客。
かなり好き勝手な感想を書かせていただいています。
基本 「映画は全部面白い!」がモットーですし、
どんなんでも 必ず見所や良いところがあるものです。
が、中には どぉーーーしても 見てるのがつらくなる作品に出会ったりします。
たまには そんなのもご紹介してみようかと。
「BLUE」
かの映像作家 デレク・ジャーマンの遺作。
自らを蝕んだ病エイズをテーマにした、いわば彼の遺言のような作品でしょうか。
デレク・ジャーマンは ほんっとに大好きなんですよ。
地道にDVDを揃えようと思ってるんですけど、
それでも これだけはつらかった・・・
最初っから最後まで ず~~~~~っと青。
青い画面のまま。
それに語りがのってるんですけど、
言葉がわかんないので 字幕読んでるだけです。
ちょこっとくらい 何か映像が出てくるんじゃないかと頑張ったのですが、
まったくもって 青いのです。
ってか、全部青かったのかどうかは 実は確認してません。
寝てしまいましたし・・・
しかも、劇場で鑑賞するより先に サントラなんて買ってしまいました。
ず~~~っと 語りでした。
これが若気の至りというやつですね。
「猫耳」
黒澤潤監督による 革新的長編実験映像。
テーマは難解ですが、
たしかに映像は美しかったです。
かなり好みの映像美です。
しかしながら、致命的に手ブレ映像・・・
もともとハンディでのブレブレ映像は苦手なのです。
酔っちゃうんです。
しかも その映像に加え、
頭の奥の隅っこをガリガリ掻き毟られてるような不快ノイズ音が
ずーーーっと流れてるんです。
気分悪くなってしまいました・・・
「愛の予感」
第60回ロカルノ国際映画祭 コンペティション部門グランプリ(金豹賞)
CICAE賞(国際芸術映画評論連盟賞) ヤング審査員賞 ダニエル・シュミット賞
だ そうですが、私にはつらかったです。
鑑賞中に「早く終わってくれぇ・・・」と願った という点では、
ここ近年でいちばんです。
事前にある事件があったことが説明されるのですが、
あとは、セリフも音楽もなく
同じ人間の同じような日常が ただひたすら反復されるのが描かれます。
長いんだ これが。
ラストに急展開があるのですが、
それが唐突すぎて、「えっ???」って感じでした。
完全に置いてけぼりです。
思うに、作り手の “こういうことがやりたい!!!” という思い入れやこだわりが強すぎると、
観客として、ついていけない領域に入ってしまうものなのかもしれません。
なので、「若者の自主映画」 と 「巨匠の遺作」が ちょっと苦手です。
これらはあくまでも、ワタクシ個人の感想です。
決して悪口なわけではなく、私の感性が追いつかなかっただけのこと。
なので、苦情・クレームはナシの方向でお願いします。
「ゴメンナサイ」しかいえませんから・・・(笑)
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cayo
at 2009-12-12 00:42
x
非おすすめ映画、というタイトルの下に
「イングロリアス・バスターズ」のショシャナ!
え~っ!
と思ったら、違ってよかった~
観ようによってはグロいので、そのへんがお嫌な方はお嫌かも、
ですが、一種独特の不思議な爽快感が駆け抜ける映画でした
わたしの非おすすめは
「パラレル 愛はすべてを乗り越える」てやつ。
(←って、誰もオマエにきいてねぇ!)
あれは、寝ることすら許してくれない映画でした・・・ヒドすぎて・・・
帰りも、なんかフラフラしてんのか、
歩けども歩けども前に進めない感じで、
あれほどワーナーから茨木駅が遠く感じられたことはなかったです
「イングロリアス・バスターズ」のショシャナ!
え~っ!
と思ったら、違ってよかった~
観ようによってはグロいので、そのへんがお嫌な方はお嫌かも、
ですが、一種独特の不思議な爽快感が駆け抜ける映画でした
わたしの非おすすめは
「パラレル 愛はすべてを乗り越える」てやつ。
(←って、誰もオマエにきいてねぇ!)
あれは、寝ることすら許してくれない映画でした・・・ヒドすぎて・・・
帰りも、なんかフラフラしてんのか、
歩けども歩けども前に進めない感じで、
あれほどワーナーから茨木駅が遠く感じられたことはなかったです
0
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mame
at 2009-12-12 07:42
x
ずっと青い映画・・・
なんか怖いものみたさ・・・(笑)
なんか怖いものみたさ・・・(笑)
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by
FLECHAZ
at 2009-12-12 09:49
x
同じ映像が延々と続く・・・・とかはキツイですよね。
台詞が極端に少なくて、画像の動きも少ないのも苦手・・・。
ものづくりのジレンマ。 よーくわかりますっ!!!
自分が「いい出来」と思ったものが売れなかった時は、かなり落ち込みます。
しかも、ものづくりの好きな人って、たいてい万人受けするものを嫌う傾向がある気が・・・・・・。
お互い悩ましいですね。
台詞が極端に少なくて、画像の動きも少ないのも苦手・・・。
ものづくりのジレンマ。 よーくわかりますっ!!!
自分が「いい出来」と思ったものが売れなかった時は、かなり落ち込みます。
しかも、ものづくりの好きな人って、たいてい万人受けするものを嫌う傾向がある気が・・・・・・。
お互い悩ましいですね。
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あひるこ
at 2009-12-12 20:20
x
「イングロリアス・バスターズ」、プハラさんのレビューで興味津々です!
もう観たい映画であふれているんですが、そんな時ほど時間をうまく使えず・・・トホホな今日この頃であります。
もう観たい映画であふれているんですが、そんな時ほど時間をうまく使えず・・・トホホな今日この頃であります。
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Ray☆80☆
at 2009-12-14 16:46
x
イングロリアス・バスターズは私も観たいと
思ってます♪
思ってます♪
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sui
at 2009-12-14 19:25
x
「ブルー」はつらい映画ですね
ああいう映画は自分の監督への愛を試されてる気がします
ただ、自分の死が目に見える場所に来た時に見ると
また違った感想が持てるかもしれない気もします。
デレク・ジャーマンの庭もそんな感じです
ああいう映画は自分の監督への愛を試されてる気がします
ただ、自分の死が目に見える場所に来た時に見ると
また違った感想が持てるかもしれない気もします。
デレク・ジャーマンの庭もそんな感じです
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puhara at 2009-12-15 23:08
>cayoさま
あははは 紛らわしくてすみません(笑)
「イングロリアス~」良かったです。
タラちゃん 変なCMなんかに出てないで、
これからもよりよい作品を作り続けてほしいです。
「パラレル~」知らなかったので、検索しました。
スミマセン、私はきっと選ばないな・・・
でも、ネタとしてツッコミどころ満載なら見てもいいかも(笑)
でも、なにより そういった作品までも劇場でご覧になるcayoさんを尊敬いたします。
あははは 紛らわしくてすみません(笑)
「イングロリアス~」良かったです。
タラちゃん 変なCMなんかに出てないで、
これからもよりよい作品を作り続けてほしいです。
「パラレル~」知らなかったので、検索しました。
スミマセン、私はきっと選ばないな・・・
でも、ネタとしてツッコミどころ満載なら見てもいいかも(笑)
でも、なにより そういった作品までも劇場でご覧になるcayoさんを尊敬いたします。
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puhara at 2009-12-15 23:09
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puhara at 2009-12-15 23:12
>FLECHAZ さま
そうなんですよぉ~
やっぱりある種のエンタテイメント性は欲しいです。
セリフなくても 好きなのもあるんですけど、
せめて美しい映像を見せてくれるとか・・・
ものづくりのジレンマ みなさんあるのでしょうね。
でも、そこで悩まなくなったら
やる意味もないかな~ なんて思ったりします。
真摯に向き合うことを忘れてはいけませんね。
そうなんですよぉ~
やっぱりある種のエンタテイメント性は欲しいです。
セリフなくても 好きなのもあるんですけど、
せめて美しい映像を見せてくれるとか・・・
ものづくりのジレンマ みなさんあるのでしょうね。
でも、そこで悩まなくなったら
やる意味もないかな~ なんて思ったりします。
真摯に向き合うことを忘れてはいけませんね。
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puhara at 2009-12-15 23:14
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puhara at 2009-12-15 23:14
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by
puhara at 2009-12-15 23:17
by puhara
| 2009-12-11 22:04
| 店主の日常
|
Comments(12)