9月が永遠に続けば
2012年 10月 06日
もう10月なのに このタイトルなのは
沼田まほかるに ちょっとはまっているからです。
読書の秋ですねぇ・・・
履歴書の趣味の欄には
いつも無難に 「読書」 「音楽鑑賞」 「映画鑑賞」 と書いていました。
すっごい読むのもおっそいですし、
すっごいジャンルも偏ってるんですけども。
本を読むことは 嫌いではありません。
そんな私の 人生を変えた書籍。
リチャード・バックの『イリュージョン』
世界は幻想なんですよ。
村上龍訳の方しか読んでなくて、
しかも 評判悪いらしいんですけど(笑)
いちいち名言なんです。
これを読んでいなかったら、
今の私は もっと違っていたような気もしますね。
マーク・トウェインの『不思議な少年』
マークトウェインといえば、
トム・ソーヤであり ハックルベリー・フィンなわけですよ。
世界名作劇場世代ですから!
それがまぁ、よくもこんな冷笑的な ある意味悪意すら感じる作品に!
って ひっくり返りましたねぇ
私の中では 先の『イリュージョン』と表裏一体になっています。
超・課題図書ですけど、
太宰の『人間失格』
「ただ いっさいは過ぎていきます」
あのラスト、
あの境地、
嗚呼 なんて幸せそうなんだろう と。
この作品と『智恵子抄』で、
自分の中に 廃人願望とも呼べる何かがあることを発見しました。
そしてそれは、たぶん いまだにあきらめてはいないのです。
ほかにも好きな本はたくさんありますが、
棺桶に入れて欲しいのは、この3冊かもしれません。
秋になると、やたらと本買いたくなるわけですが、
そろそろ つん読書籍が 壁になりつつあるので、
今秋は ちょっと自重・・・ のつもり。
ちなみに、小学校の図書館ではじめて借りたのは
乱歩の『人間豹』でした。
by puhara
| 2012-10-06 10:00
| 店主の日常
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