菩提樹の樹の下で
2015年 02月 11日
こちらは 昨年の初夏くらいだったかな?
笠松の cafe ajaraさん
に納品させていただいたインドボダイジュです。
先端がしゅっと伸びたフォルムが特徴的なこの葉、
雨が多い地域特有の形で、雨をスムーズに受け流すように発達したとのことです。
お釈迦様がこの木の下で悟りを開いたというお仏教の三大聖樹のひとつ、
流通が少なく、あんまり見かけないものかもしれません。
で、このインドボダイジュに興味を持っていただいたというお話から
たいへん珍しい観音様がいらっしゃるという、専養寺さんをご紹介いただき
その貴重な マリア観音様に会いに行ってきました。
「隠れ切支丹」 という存在は、歴史の授業の中で知ってはいましたが
なんとな~く 島原とか天草とか、どちらかというと遠い存在のイメージだったんですが
こんなに身近なところで、その存在に触れることができるとは思ってもみなくて
正直 とても驚きました。
実際に使われていたという 踏絵も見せていただいたのですが、
この一枚によって 多くの人の生き死にが左右されたのだ と思うと、
その生々しさに、けっこう戦慄です。
今よりももっと 信仰と生活が密接だった頃のこと
このデリケートな時期だからこそ、もっと広く知るべきなのかもしれませんね。
そのほかにも1600年代に作られたという、刺繍の涅槃図を見せていただいたり、
熊野十界曼荼羅のお話を聞かせていただいたり、
たいへんマニアックで貴重な体験をさせていただきました。
わたしなんぞのフワフワな説明では ほんと申し訳ないので、
興味を持たれたら、ぜひ 専養寺さんに足を運んでみてください。
事前にご予約入れられた方がよろしいかと思います。
どんだけでも聞いていられるくらい面白かったのですが、
いかんせん こちらの知識が 「聖☆おにいさん」 と 「鬼灯の冷徹」 レベル・・・
もうちょっと勉強して、また お話聞きに行きたいと思っております。
さらにせっかくなので、教えていただいた
京都の六道珍皇寺の特別拝観は、絶対見に行こうと思ってます。
鬼灯読者は 行くといいと思うよ・・・(小声)
それにしても、菩提樹が運んでくれたこのご縁、
こんなことでもなければ なかなか触れることのなかった身近な深淵、
不思議でもあり、面白くもあり、
そしてやっぱり 有難いことだと思っております。
そのご縁に乗っかって、この春くらいから また面白いことができたらなぁと
目下 いろいろ計画中です。
どうぞよろしくお願いいたします。
by puhara
| 2015-02-11 21:34
| おさんぽ雑記
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